ごだっくのぽんぽこ珍道中

日々のネタやロードバイクの旅ログ的な、他人様の役に立たない日記を書いてます

怖いもの知らず

私のような、ネットワーク時代を生きるWeb技術者の役割は、次々と登場する新技術を業務レベルで実際に適用し、顧客のビジネスをより価値のあるものとするためのアドバンテージを提供すること。また同時に、新技術を通して開かれる新たな可能性を探ることである。そのため、技術の革新に伴いもたらされる変化を許容せず無視することは、自らの存在を否定する行為と等しい。さらに、新技術の習得と同様に重要であるのは、すでに得ている知識や技術をさらに磨くこと。これにより磐石揺ぎ無いビジネス遂行の為のプラットフォームを、顧客に提供することが可能となる。

これら全てをバランス良くこなすことが出来ない者は、即刻「使えない」という烙印を押され、つぶしもきかず哀れな落ちこぼれとして生き恥をさらすことになる。NGワードは「マイペース」。この言葉を吐いた瞬間に負け犬確定というような、正に生きる事それ自体が拷問の様な厳しい職業である。

というのは冗談で、ぬくぬくダラダラと仕事をしているだけでも、まぁそれなりのお金にはなるし、シロウトさんにはちょっと技術用語をしゃべるだけで「ほぉー」と言う感嘆と共にむずがゆい尊敬の眼差しを向けられたりしちゃうのが、今のWebの技術者という職業なんですよね(ブッコロスど!)。まぁあくまでそれなりですがね。この世界でそれ以上の地位や収入を目指そうと思ったら、先の悪いジョークの様な世界で本当に生きていかねばなりません。それが出来るのはほんの一握りのスーパー・エンジニアだけでしょう。

では、スーパーでない一般レベルのエンジニアは、一生それなりのレベルでちまちま生きていかなければいけないのか?いや、そうではないはず。その気になればどこかにブレーク・スルーのきっかけは見つけられるはずです。何も、時代の先端を行くような人達と真っ向勝負するだけが能ではありません。そう、今持っているそれなりの技術だけを武器に、別な土俵で新たにビジネスを展開すればよいのです。

しかし現実問題として、それじゃあいっちょビジネスとやらをやってみようかという時に、一般レベルの凡人ゆえになかなか超えられない壁となるのが、起業や経営に関する基礎知識の不足から来る自信の無さ。ビジネスの先人達がまとめてくれた知識やセオリーを踏襲することなく、軽はずみに行動を起こしたってうまくいかねんじゃねーの?という思い。とはいえゼロから机に向かい学習を始めていてはこの先何年かかることやら...。

このニワトリタマゴのような無駄な脳内ループを抜け出し、周囲に腐るほどいる金の亡者をいかにして出し抜くか?と、そんなところに心強いネタを発見。ある書籍*1の評価記事から引用(allabout japan)。

一方、中小企業が成功するパターはこうではない。特に不景気において成功するには、全く違うプロセスが必要だ。何の脈絡もつながりもない、理屈もない考え方をするべきだ。

いわば、思いつきで行動することだ。この連続性のない、思いつきの考え方は「革新的意思決定」といわれている。それは定型化できない、プログラムすることが不可能な思考プロセスだ。

http://allabout.co.jp/career/entrepreneur/closeup/CU20031022/index2.htm

思いつきで行動してもオッケー。よし、それならすぐに出来そう。しかも「革新的意思決定」などとカコイイ名前まで付いている。確かに周囲の成功してるベンチャーの社長さんを思い浮かべてみると、思い当たるフシありあり。あれは本当に支離滅裂だったのか...w。さらに続いて、

論理も常識も無視して、マーケティング調査も行わず実施されるビジネスが、革新的なマーケットを築いていく。その辺りは、日米同じで、学問的にも裏付けられている。
http://allabout.co.jp/career/entrepreneur/closeup/CU20031022/index2.htm

なんと、そうした一見ハチャメチャな行動による成功が、学問的にも裏づけられているとは心強い。とかくマーケッターだのコンサルチンだのが得意になってしゃべる後付の論理ばかりを盲目的に信仰する人ばかりの世の中で、この本の論旨はなんとサワヤカなのだ。なんだか僕ちゃん、ちょっと勇気がわいてきちゃったぞー。と、言うわけで、近々エロ・サイト(会員制)始めまース*2。(モザイク無しだヨ)

ちゃんちゃん。

*1:「お金がないから成功できる「波乗り」経営」ASIN:4894511533

*2:たぶんそういう意味ではないな。