「Face IDは現在利用できません。」
通話にLINEにサイクリングに酒場巡りにと大活躍の私のiPhone Xですが、ある日突然このようなエラーで機嫌を損ねてしまいました。どうやらiPhone Xから搭載のTrueDepthカメラが正常に動作しない際に出るエラーのようです。画面ロックの解除やAppStoreでの購入、Web閲覧の各種パスワード入力時にシームレスに使われているせいで認証はほぼ意識せずいたので、既にコレ無しでは生きていけない身体になっております。ダメージでかいです。いちいちパスコード入力なんてダルくてやってられません。
iPhoneでこうした突然のトラブルに見舞われた時の常套手段ですが、起動中アプリの終了、不要アプリの削除、本体の再起動、それでもだめなら強制リセットと、試してみる価値のある操作はいくつかあり、実際この手順のどれかで解消する事がほとんどなんですが・・・今回は状況好転せず、エラー出っぱなし。再起動直後に一度エラーは消えるのですが、顔認証の段階で元のエラー状態に。
まあこれはもうハードウェア的な故障確定とあきらめて、こうなった理由の心当たりっぽいものが1つ。TrueDepthカメラと反対側の背面カメラのカバーガラスにほんの少しヒビが入ってしまい、レンズの内側に水蒸気のような曇りが付いてしまったのです。このエラー発生の1日前の事でした。まあ曇っていたのはTrueDepthと関係ないレンズの方なんですけどね・・・素人考えですが思い当たるのはそれしかない。
自己解決はあっさりあきらめて、AppStoreの「Appleサポート」アプリ経由でオペレーターさんと通話して、正直にレンズ曇りの話しを伝え、その場で解析データをAppleへ送信して異常検知されていないか調べてもらうも結果は「合格」。リモートでのチェックではそれ以上の調査は出来ないためショップへ持ち込みして欲しいとの話しだったのでさくっとビックロのAppleサービスセンターへ。そこでは「関係ないかもしれませんがフロントカメラユニットを交換してみましょう」との事で30分ほど待たされつつ交換。しかし改善せずエラーは出続けたまま。もうそれ以上の原因追及はされず、気前よく本体交換となったのでした。まあでもたぶんあのフロントカメラの曇りから連鎖して今回のTrueDepthのエラーに繋がったんでしょう、状況証拠的にはね。
いきなりの死刑宣告。はじめは「再起動すれば直るっぺ」などと思ってましたがまあこのエラーが消えない。何しても消えない。ロック解除した先でもしつこく「Face IDは無効になっています」のメッセージ地獄。
偉大なAppleCare様
お代は交換本体が60,800円、フロントカメラが11,600円で合計72,400円との事。フロントカメラ交換は結局意味なかったし、手元に部品をもらえた訳でもないので費用に組み入れられてるのに若干違和感を覚えつつ、まあAppleCare様のお陰で0円となっているのでまあ大人しくしておりました。Apple製品買ったらAppleCareは必須ですよ。大人になれない。
恐怖のお会計を帳消しにしてくれるAppleCareマジック。サンキュー、ティム。
しかしまあ簡単に「TrueDepthカメラ」とは呼ばれているものの、実際はかなり複雑で高度な技術の集まりのようです。単なる小っさいレンズがちょこんと載ってるだけのもんでは無さそうで、謎の故障を引き起こす弱点のようなものかもしれません。そのために保障制度で備える訳ですけどね。
www.weblio.jp